双葉駅東側に商業、交流施設 まちづくり計画案、賑わい拠点整備へ

 

 双葉町は、6月の避難指示解除を目指す特定復興再生拠点区域(復興拠点)の解除後の地域再生に向け、本年度からJR双葉駅東側の整備に着手する。商業施設や交流施設などの整備を段階的に進め、周辺も含めて賑(にぎ)わい創出を図る。町が3日までに公表した本年度から26年度まで5年間の施策をまとめた「第3次町復興まちづくり計画案」に方針を盛り込んだ。

 計画案によると、賑わいの拠点として整備するのは、双葉駅前から、休止している双葉厚生病院までの駅東側のエリア。東西約300メートルのメインストリートに小規模な商業施設が並ぶ街並みを整備するほか、国の有形文化財への登録を予定している旧三宮堂田中医院(洋館)を改修し、地域のシンボルとなる交流施設として活用する。商業施設は町役場仮設庁舎の隣接地や町体育館跡地への立地を予定している。

 双葉駅前を南北に走る旧国道沿いも含め「歩いて楽しめる空間」として整備を進め、賑わい再生につなげる。こうした取り組みにより、町全体の居住人口について、避難指示解除後には数百人、3~4年後に1200~1500人程度、30年ごろには2千人以上を目指す。

 計画案にはこのほか、海沿いの浜野・郡山両地区に、海水浴場やキャンプ施設などの屋外空間を生かした「アクティビティエリア」を整備するとした。また、双葉ダルマ市など伝統行事の町内での復活、町産業交流センターや東日本大震災・原子力災害伝承館への来場などによる交流人口増加案なども盛り込み、駅東側エリアと海沿いをつなぐ回遊ルートづくりを進める。

 町は計画案に対するパブリックコメント(意見公募)を6月1日まで実施する。計画案は町のホームページから見ることができる。