TOKIO、西郷拠点に新プロジェクト 「ここでなに作ろうか?」

 
西郷村を舞台に新たなプロジェクトを始めるTOKIOの(左から)松岡昌宏さん、城島茂さん、国分太一さん(株式会社TOKIO提供)

 福島県と縁が深い人気グループ「TOKIO」のメンバーが運営する株式会社TOKIOは本年度、西郷村にある約8ヘクタールの土地を拠点に新たなプロジェクトを始動させる。詳細は決まっておらず、初年度の合言葉は「さぁ、ここでなに作ろうか?」。今後、国内外からアイデアを募り、福島発のコミュニティーを築いていく。

 プロジェクト名は「TOKIO」が手がける「場所」という意味を込め「TOKIO―BA(トキオバ)」。株式会社TOKIO―BAを設立し、社長には、アウトドア事業への関心が高い国分太一さんが就く。

 トキオバが既に取得している西郷村小田倉の約8ヘクタールの土地が舞台になるが、完成時期などは未定。今後公開予定という無料アプリ「TOKIO―BA」でアイデアを集め、取り組み内容を決める。西郷村の現場だけではなくオンラインも舞台とすることで、国内外を巻き込んでいく。

 株式会社TOKIOによると、現場ではインフラ工事が進められており、整地や林部分の整備も予定。将来的には一般公開やイベント開催を想定するが、現時点では関係者以外の立ち入りは禁止という。

 TOKIO-BA、風化対策に

 株式会社TOKIOが手がける西郷村を舞台にした新プロジェクト「TOKIO―BA(トキオバ)」。本県ともゆかりが深いTOKIOによる新たな挑戦は、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から11年以上が経過し、風化が課題となっている本県にとって強力な追い風になりそうだ。

 株式会社TOKIOは5日、ホームページでトキオバのイメージ動画を公開予定で、昨年実施した土地の下見や打ち合わせの様子など準備段階の姿を紹介する。プロジェクトのロゴは、国分太一さんがデザイン。松岡昌宏さんは現場の形を示した赤枠、城島茂さんは現場の位置を示す緯度経度の数字をそれぞれ描き入れているという。

 TOKIOはテレビ番組の企画「DASH村」を通して震災前から本県と関わり、震災後も県産農産物のPR役を務める。国分さんは「TOKIO27年の経験と学びをこの場所でかたちにします」、城島さんは「この場所から、たくさんの子供たちの笑顔が生まれれば良いなと思っています」、松岡さんは「大好きな福島で一緒に成長していきたい」とそれぞれコメントしている。

 プロジェクトは国内外から寄せられたアイデアなどを基に、徐々に具体化される。県は「多くの人がプロジェクトを通して本県と関わりを持つことになる。TOKIO、県、全国の皆さんでわくわくどきどきできるものになれば」(企画調整課・TOKIO課)とし、本県の魅力発信や風化対策へ期待を込めた。

 TOKIOコメント

◇国分太一さん
 僕らは地球の1ピースを手に入れた
 2022年5月福島県西白河郡西郷村TOKIO-BA
 全てはここから始まります
 それは、みなさんと作るプロジェクト
 常に進化するBA=場
 TOKIO27年の経験と学びをこの場所でかたちにします
 オンラインでも繋(つな)がる事ができるフィールドです
 TOKIO-BAへの扉はみなさんの手のひらの中にいつでもあります
 アイデアを持ち寄り、広く繋がり、チームになって、輪になって
 育む喜びを分かち合い、ワクワクの種をこどもたちへ託したい
 まだ、なんにもない
 だから、なんでもできる
 アイデアをいっぱい抱えてTOKIO-BAに来ませんか?

◇城島茂さん
 この場所から、たくさんの子供たちの笑顔が
 生まれれば良いなと思っています。
 何もないことを楽しむ。まずはそんな1年を
 僕自身も楽しみたいと思います。

◇松岡昌宏さん
 ここがどうなるのか?僕もわかりません
 自分たちが経験してきたことを新しい角度でチャレンジできる
 面白い遊び場にできればと思っています
 まだまだ大変な状況下ではありますが、
 大好きな福島で一緒に成長していきたいと思います。