福島県食品ロス7万600トン 19年度推計、30年度に14%削減計画

 

 県は、県内で本来食べられるにもかかわらず廃棄された食べ物「食品ロス」の2019年度の発生量を7万600トンとする推計値をまとめた。県民1人1日当たりに換算すると104.7グラムで、事業系の36.2グラムとともに全国平均を下回った。一方、家庭から出る量は68.5グラムで、全国平均(56.9グラム)を上回り、家庭での対策が課題として浮かび上がった。

 こうした状況を踏まえ、県は本年度「食品ロス削減推進計画」を初めて策定する。目標値として30年度の発生量を19年度比14%減の6万600トン(1人1日当たり96.1グラム)と設定し、事業系、家庭系もそれぞれ14%の削減を目指す。

 県は昨年度、県民800人を対象に食品ロスに関するアンケートを実施。これを基に県内での発生量を初めて算出した。

 推進計画の期間は30年度まで。県民向けの情報発信や意識啓発、食品関連事業者の取り組みに対する支援などを施策の柱に据える。今月末の策定予定。

 県は、県環境アプリや各種消費者教育を通じた意識啓発を進めるほか、「食べ残しゼロ協力店・事業所」の認定店舗数の拡大や、食品廃棄物の堆肥化などリサイクルに取り組む事業者を支援する方針で、「食品ロスに関する県民一人一人の意識を変えていきたい」(一般廃棄物課)とした。

 県民意見受け付け

 県は25日まで計画案に対する県民意見公募を受け付けている。計画案は一般廃棄物課のホームページで入手できる。問い合わせは同課(電話024・521・7172)へ。