蜂蜜の魅力生かす挑戦!新商品で笑顔に 養蜂場経営・三浦さん

 
喜多方市で唯一の養蜂場を経営する三浦さん。「一人でも多くの人に蜂蜜を食べて笑顔になってほしい」と語る

 喜多方市の押切川公園近くに市内唯一の養蜂場がある。祖父の代から60年以上続く三浦養蜂場を経営する三浦豊一さん(71)はミツバチを育てながら、蜂蜜の魅力をもっと知ってほしいと新たな商品づくりにも取り組んでいる。

 三浦さんの祖父清志さんが養蜂を始めたのは1955(昭和30)年ごろだった。「当時は養蜂が珍しく、養蜂が盛んな会津地方の中でも歴史は古い」と三浦さん。その養蜂を父豊次さんが事業として本格化し、東京都で会社員として働いていた三浦さんが家業を継いだ。養蜂の仕事は、ミツバチが活動しやすい環境づくりから蜜の採集まで作業は多岐にわたる。「最初は右も左も分からず、緊張して冷や汗をかいたこともあった」

 地球温暖化の影響もあり、ミツバチが蜜を集める植物は減少傾向にあり、担い手不足も深刻だ。ただ喜多方では熱塩加納町や山都町に豊かな原生林が残る。三浦さんは「養蜂は自然と共存する仕事。地球温暖化が進めば蜜を採取することも難しい」とした上で、「3代でつないできた養蜂場を途絶えさせたくない。蜂蜜の魅力をもっと知ってもらえるように発信したい」と話す。

 そのため三浦さんは、市内外の企業と連携して蜂蜜を使った新たな商品開発に取り組んでいる。今春には、郡山市の企業などと連携し蜂蜜とピーナツを合わせた新商品を開発した。今後は、アイスやジェラートなどの商品開発にも取り組んでいきたいという。三浦さんは「体が動く限りは、一人でも多くの人が笑顔になれるように蜂蜜を採り続けたい」と話す。