7日599人、8日452人感染 福島県、新型コロナ再拡大の傾向

県は8、9の両日、県内で新たに計1051人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。7日に599人、8日に452人が判明し、土、日曜日の感染確認数としてそれぞれ過去最多となり、再拡大の傾向にある。県内の感染確認は延べ5万5300人となった。
内堀雅雄知事は9日の定例記者会見で、感染再拡大傾向の理由について「大型連休で人流が活発になり、結果として新規陽性者数が増えた」との認識を示した。その上で、連休明けの増加を抑えるため、家庭での感染対策の確認を県民に呼びかけた。
確認項目として示したのは〈1〉来客時のマスク着用と換気〈2〉帰宅時の手洗い・消毒〈3〉喉の痛みや発熱があったら出勤・登校など外出を控え速やかに受診する〈4〉症状があるときは友人と会わない―の四つ。事業者に対してはマスク着用や職場の換気の徹底を求めた。
保健所の医師の判断で感染をみなす「みなし陽性」の患者は7日に6人、8日に16人が確認され、計2082人となった。8日現在の入院者は重症1人を含む188人で、病床使用率は25.3%。378人が宿泊療養中で、3312人が自宅療養している。療養先調整中の283人を合わせた療養者数は計4161人となっている。同日までに956人の療養を解除した。
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