住宅被害2万棟突破 3月の福島県沖地震、3カ所通行止め続く

 

 本県沖を震源として3月に発生した最大震度6強の地震で、県が11日に発表した被害状況のまとめによると、住宅の被害が2万棟を突破し、計2万990棟に上っている。

 内訳は、全壊被害が122棟、半壊は2301棟、一部損壊は1万8567棟。非住家の被害は公共の建物も含め、1977棟となっている。相馬市では公営住宅で1世帯2人が避難生活を送っている。農林水産業関係では、11市7町8村の農業用施設など304カ所で14億8000万円の被害が確認されている。

 建物の倒壊により通行止めとなっていた相馬市赤木の県道鹿島日下石線の規制は、11日までに解除された。地震で被災した国道399号の伊達橋など3カ所で通行止めが続く。

 相馬の住家被害、21年地震の5倍超

 3月の地震により、相馬市で半壊以上の判定を受けた住家は689棟に上り、昨年2月の本県沖地震の120棟の5倍以上になることが11日、分かった。市は調査を継続しており、被害はさらに増える見通し。市が同日の災害対策本部会議で示した。

 10日までの確定値によると、全壊28棟、大規模半壊34棟、中規模半壊170棟、半壊457棟だった。同市では、非住家を含め4399件の調査が必要だが、調査が完了したのは全体の64.9%にとどまる。

 昨年の本県沖地震の住家被害は全壊6棟、大規模半壊5棟、中規模半壊18棟、半壊91棟だった。