福島県産米買えば「マイル」がたまる! 9月から消費拡大事業

 

 県や農業関係団体などでつくる県米消費拡大推進会議は本年度、県内での県産米の消費拡大に向けた新たなキャンペーンを展開する。購入者が専用アプリでためたポイントに応じて県産農産物を抽選でプレゼントする取り組みで、キャンペーンを通じて県内消費者の購入意識の向上につなげたい考え。

 推進会議が昨年度実施した県産米消費実態調査によると、県内では昨年、11万4831トンのコメが消費されたが、県産米の占める割合は66%にとどまるという(数値はいずれも推計)。2019年は64%、20年は67%と近年同程度で推移しており、県は「他県と比較するデータはないが、決して高くはない」(農産物流通課)とみて、他県産米のシェアを奪い返す取り組みを強化する。

 「ふくしま米(マイ)ルプロジェクト」と銘打ったキャンペーンは、本年産米が出回り始める9月ごろからの開始を想定。米袋のシールに付いたQRコードを専用アプリで読み込むと、ポイント(米ル)がたまる。累積ポイントに応じて参加者をランク分けし、ランクに応じて抽選で県産農林水産物をプレゼントする。抽選は半年程度の期間中に3回実施する予定で、ランキングは常に更新するという。

 実態調査では、県内消費者のコメの購入先はスーパーが48.3%、知人などからの譲渡が32.9%だった。知人や農家からの直接購入は大部分が県産米とみられることから、県は小売店や量販店での取り組みが効果的と判断した。県は「消費者の意識改革を促す取り組みで、県産米購入の意識付けを図りたい」(農産物流通課)としている。

 一方、首都圏における認知度調査では、県産米の認知度は本県のトップブランド米「福、笑い」が6.2%、オリジナル品種「天のつぶ」が5.7%で、購入経験は「天のつぶ」が3.2%、「福、笑い」が0.7%にとどまった。推進会議は「福、笑い」をけん引役にブランドイメージを発信して認知度向上に努めるとともに、購入に結び付ける取り組みを進める方針。