「今の福島と真剣に向き合えた」 なすびさん出演の舞台が開幕

 
舞台に出演しているなすびさん(前列右端)

 タレントのなすびさん(福島市出身)が出演する演劇「YAhHoo!!!!(ヤッホー)」が11日、東京都の豊島区立舞台芸術交流センター(愛称・あうるすぽっと)で開幕した。15日まで。

 演劇は、東京を拠点に活動する劇団「ナイスコンプレックス」の主催で、東京電力福島第1原発事故で一時全町避難を余儀なくされた浪江町が舞台。震災で命を落とし妖怪になっても住民の帰りを待ち続ける動物たちと、住民の葛藤を描く。

 なすびさんは、主人公の先輩で教師を目指していたが、震災を契機に実家が営む建設会社を継ぎ、古里の復興に取り組む役柄を演じる。

 なすびさんは「震災を経て一人の青年が飼っていた犬との思い出をたどっていく中、浪江町のために何ができるのかを悩みながら一歩を踏み出していく物語。(演じる役は)これまでの経験とも重なり、今の福島と、そして浪江町と、改めて真剣に向き合うことができた」と話している。