福島県、コロナ重点対策継続へ 13日正式決定、県内560人感染

県は12日、県内で新たに560人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。11日に陽性と判明した。1日の感染者が前の週の同じ曜日を上回るのは6日連続。感染再拡大の状況を踏まえ、県は15日までを期限としていた県独自の重点対策を16日以降も継続する方針を固めた。13日に開く県感染症対策本部員会議で正式決定する。
重点対策は「まん延防止等重点措置」解除後の3月7日から、期限を2度にわたって延長している。▽子どもを感染から守る▽高齢者に感染を広げない▽移動・会食に関するリスク回避―を基本に県民に感染防止対策を求めてきたが、内容については見直しも視野に検討している。
560人の市町村別内訳は、いわき市98人、郡山市97人、福島市87人、会津若松市73人、伊達市40人、須賀川市25人、喜多方市18人、相馬市、南会津町各10人、白河市9人、二本松市、田村市、本宮市、会津坂下町、会津美里町各8人など。334人の感染経路が分かっていない。保健所の医師の判断で感染者とみなす「みなし陽性」は6人で、計2111人。県内での感染確認は延べ5万6958人となった。
11日現在の入院者は193人で、病床使用率は26.0%。重症者はゼロとなった。495人が宿泊療養、3888人が自宅療養しており、252人の療養先を調整している。県は11日までに254人の療養を解除した。
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