飯坂線事故受け「遮断機ない踏切」変更協議 安全対策も検討

 

 福島市飯坂町平野にある福島交通飯坂線の踏切で4月5日朝に発生した死亡事故を受け、福島市交通対策協議会は12日、事故後初の踏切安全部会を同市で開いた。事故現場は遮断機や警報機のない「第4種踏切」で、部会は踏切の安全対策を検討するとともに、安全な利用を呼びかける啓発活動に重点的に取り組むことを確認した。

 飯坂線には第4種踏切が25カ所ある。部会に参加した福島交通の三浦賢一鉄道部長は終了後、このうち2カ所を遮断機と警報機がある「第1種踏切」、または遮断機はないが警報機がある「第3種踏切」に変更する考えを示し「将来的に第4種踏切を全てなくしたいが、生活道路になっている場所もあり、関係者と協議していきたい」と述べた。

 部会は福島交通や県警、国、県、福島市などで構成される。市の担当者は、飯坂線平野―医王寺前間に13カ所の第4種踏切が集中している現状を踏まえ「廃止が困難な踏切は安全対策を検討する。第4種踏切の解消に向けた支援策の拡充を国に要望している」と説明した。協議会は7月以降に2回目の部会を開き、広報活動や安全対策の進展状況などを話し合う。

 今回の事故では電車と軽乗用車が衝突し、軽乗用車の女性2人が死傷した。