若松への教育旅行増加 栃木、茨城県が首都圏から変更

 

 2021年度に教育旅行で会津若松市を訪れた学校が県内外合わせて1241校に上り、前年度に続いて2年連続で東日本大震災前(10年度は1081校)の実績を超えた。訪問校数を取りまとめた会津若松観光ビューローによると、栃木県と茨城県の多くの学校が新型コロナウイルスの影響により訪問先を首都圏から会津に変更したことが増加の要因としている。

 同ビューローが12日に会津若松市で開いた教育旅行委員会で実績を示した。震災前からの訪問校数の推移は【グラフ】の通り。11年度は震災と東京電力福島第1原発事故の影響で564校と10年度と比べてほぼ半減したが、県外からの訪問が徐々に回復している。

 21年度の訪問校数の内訳は、県内が353校1万6618人、県外が888校5万6123人。20年度の訪問校数は1152校で、21年度は約8%上昇した。

 特に栃木県からの訪問は19年度まで10校に満たずに推移していたが、20年度は200校近くに急増し、21年度は200校を超えた。一方、20年度に100校を上回っていた新潟県からの来訪は、同県が県内学習に切り替えたため、21年度は半数以下に減少した。

 会津若松市は20年度の途中から、市内の宿泊施設の利用を条件に、教育旅行用の商品券(3000円分)を配布したり、感染症対策の行動指針を掲げて受け入れをPRしたりして、教育旅行の誘致に力を入れてきた。