渡利中・佐藤さん一輪車競技大会V 車体2回転の大技成功

 
大技を成功させてつかんだ優勝を喜ぶ佐藤さん

 余目一輪車クラブ(福島市)の佐藤歩緒(ふお)さん(渡利中3年)は茅ケ崎一輪車協会一輪車競技大会クラスHオープンソロの部で優勝した。車体を2回転させる大技「車体回転720度」を成功させ、優勝をつかんだ佐藤さんは「成功した時はとてもうれしかった。諦めずに挑戦して良かった」と声を弾ませた。

 大会は神奈川県で4月に開かれた。クラスHオープンソロの部には、全国大会出場レベルの高い技術を持つ選手が登録でき、小学生から社会人まで50人以上が出場した。演技時間は2分30秒で、技の難易度や正確性などで順位が決まった。

 佐藤さんにとってはさまざまな困難を抱えての出場となった。1月、練習中に落車して左足の甲を剥離骨折したほか、3月ごろには新型コロナウイルスの影響でクラブ活動ができず、調整が思うように進まなかった。

 大会の数日前から技が成功しない日々が続き、不安を抱えたまま本番を迎えた。それでも「絶対諦めたくない」と強い気持ちで挑み、見事技を成功させた。

 佐藤さんはクラブの監督を務める母菜花さんの影響で3歳から一輪車に乗り始め、一輪車の世界大会出場を目標にしている。

 9月に全日本大会の予選を控えており、3年連続3度目の本戦出場を狙う。「オリジナルの技や車体回転720度の精度を高め、自信を持って本番に臨みたい」。佐藤さんは力強く語った。