若松中心部でクマ捕獲 今春、市街地での目撃増

 
関係者らによって捕獲されたクマ=14日午後0時20分ごろ、会津若松市本町の諏方神社境内

 会津若松市中心部の同市本町、城西町で14日午前5時30分ごろから、クマの目撃情報が相次いだ。通報を受けた会津若松署などは付近を捜索、同市本町の諏方神社でクマを発見し、正午過ぎに捕獲した。けが人はなかった。同市中心部では今春、クマの目撃が続いている。

 会津若松署や市は、市中心部からの通報が相次いだことを受け、目撃のあった場所周辺に近づかないよう、市民に広報メールなどを通して注意を呼びかけた。市有害鳥獣捕獲隊によると、クマは諏方神社裏側で発見され、動き回る様子もなかったため、麻酔銃を使って眠らせて捕獲した。体長は1.2メートル前後で雄とみられる。捕獲後は同隊員らによって山に放たれた。

 同市中心部では、4月18日に会津武家屋敷、同29日には鶴ケ城公園にクマが出没するなど、市街地での目撃が増えている。同隊の小沼清一隊長によると、市街地でのクマ目撃はこれまでは数年に1回程度だったという。

 小沼隊長は「市街地でこんなに多いのは初めての経験」とし、「近年は個体数が増え、縄張りから追い出されたクマが餌場に迷っているうちに市街地まで入り込んでいるのではないか」と推測した。

クマの捕獲現場