沖縄本土復帰50年、福島県とつながり深く 観光や産業交流

 

 沖縄県は15日、1972年の日本復帰から50年を迎えた。観光立県として成長し、観光客数は2018年度に1000万人を突破。人口も1.5倍に増えた。

 本県と沖縄県は1994(平成6年)の福島空港沖縄定期便の就航を機に、つながりを深めてきた。本県を襲った東日本大震災や東京電力福島第1原発事故を乗り越え、現在も官民の交流が続く。

 本県は2002年、前年に起きた米同時多発テロの影響で観光が落ち込む沖縄の応援ツアーを実施。翌03年に両県は、観光だけでなく、次世代育成や産業交流などに取り組む「うつくしま・ちゅらしま交流宣言」を発表した。宣言に基づき、親善大使の相互派遣事業などを継続してきたほか、市町村や民間団体の相互交流も活性化した。

 11年の震災時には、沖縄県にも多くの県民が避難した。同県からは本県の復興に向けた支援も多く寄せられた。

 一方で福島空港の沖縄便は、日本トランスオーシャン航空が親会社の日本航空の経営悪化を理由に09年に運航を休止し、現在も再開の見通しは立っていない。