ノーベル賞・大隅氏「科学は問題への挑戦」 郡山で講演

 
研究の成果を話す大隅氏

 2016(平成28)年にノーベル医学・生理学賞を受賞した大隅(おおすみ)良典東京工大栄誉教授は14日、郡山市で講演し、同賞の受賞理由にもなった、栄養不足の細胞が内部のタンパク質を分解して再利用する「オートファジー(自食作用)」の特性や研究の魅力を伝えた。

 日本顕微鏡学会がビッグパレットふくしまで開いた市民公開講座で講師を務めた。オンラインを含めて小、中学生ら約120人が参加した。大隅氏は「オートファジー研究から見えてきた動的細胞像」と題し、30年以上にわたる研究の歩みを紹介。「科学というのは分からない問題への挑戦なので、与えられた問題を解くのではなく何が問題なのかを見つけることが大事」と語った。