「新種エビ」3種発見 アクアマリンふくしま、知床羅臼沖調査

 
アカマダライバラモエビ(上)、サクライバラモエビ(中央)、ピリカイバラモエビ(下)

 いわき市のアクアマリンふくしまは12日、北海道の知床羅臼沖で行った調査で新種のエビ3種を発見したと発表した。イバラモエビの仲間で「アカマダライバラモエビ」「サクライバラモエビ」「ピリカイバラモエビ」と名付けられた。

 同館は2000(平成12)年の開館当初から親潮の源流域であるオホーツク海の自然を探るため、知床羅臼沖で調査している。15~19年に水深200~1200メートルのエビ籠漁と刺し網漁で採集されたエビを千葉県立中央博物館の駒井智幸博士と共同調査し、新種と判明した。

 アカマダライバラモエビは体長約10センチで赤色、尾部には赤と白色のまだら模様がある。サクライバラモエビは角が細長く、頭部の甲羅や尾部の体色がさくら色。ピリカイバラモエビは近縁種に比べて細長い脚があり、きれいなイバラモエビであるため、アイヌ語で「きれいな」を意味する「ピリカ」が和名に込められた。

 生存個体はなく、現在は展示されていない。アクアマリンふくしまで冷水系生物の調査を担当する松崎浩二さん(47)は「イバラモエビ属はこれまでも70種以上いるが、さらに新種が見つかった。今回発見した種類を展示できるようにしたい」と話した。