フィリピン女性殺害、34歳男に懲役15年 地裁郡山支部判決

 

 郡山市のアパートで昨年7月、交際していたフィリピン国籍の会社員アゴノイ・ルビー・ベルヘルさん=当時(32)=を殺害したとして、殺人罪に問われた同市朝日、建設作業員安住亮吾被告(34)の裁判員裁判判決公判は20日、地裁郡山支部で開かれ、小野寺健太裁判長は求刑通り懲役15年を言い渡した。

 判決理由で小野寺裁判長は、安住被告の供述は遺体の状況などと整合しない点があるとしながらも、「被告が被害者の後ろから道具を用いて首を絞め続けたことは確かだ」と認定。「確実に殺そうという強固な意志があった」とした。

 アゴノイさんに(前妻との間の)子どもらに危害を加える旨の言動をされた上に、首を絞められ、興奮状態だったとする動機については、「事件前から煩わしく思っていた被害者との関係を清算したいと考える中で事件に及んでいる」と指摘。アゴノイさんの言動を量刑を軽くする事情とみることはできないと判断した。また、事件後にアゴノイさんのパソコンや携帯電話を捨てるなど偽装工作をし、自己保身を図ったことなども考慮したとした。