圧力容器土台に損傷 第1原発1号機内部、デブリの熱で溶融か

 
鉄筋がむき出しとなった土台開口部付近の壁。上部に堆積物が確認された

 東京電力は23日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器内の調査で、原子炉圧力容器を支えるドーナツ状の土台でコンクリートの壁の一部がなくなり、中の鉄筋がむき出しになっているのを確認したと発表した。東電は、溶融燃料(デブリ)の熱で溶けた可能性があるとしている。

 公表したのは、19日の詳細目視による調査結果。東電によると、事故が起きた1~4号機で土台の損傷が確認されたのは初めて。

 土台の開口部付近で、格納容器の底部から高さ約1メートルにデブリの可能性がある堆積物が見つかり、この堆積物より下のコンクリートの壁がなくなっていた。開口部に近づくほど、鉄筋がむき出しになり、堆積物も厚さを増しているという。

 土台に大きな損傷があれば、圧力容器が落下する懸念があるが、東電は「直ちに損壊に至ることはない」との見解を示した。

 東電は詳細な目視調査を23日で終え、格納容器からロボットを引き揚げた。今後、別のロボットを使い、堆積物の厚さの測定などを行うという。