二本松の突風は「竜巻」 福島気象台が推定

 

 二本松市で乗用車が横転するなど、25日に発生した突風によるとみられる被害で、福島地方気象台は26日、現地調査を行い、突風を竜巻と推定した。発生時に活発な積乱雲が付近を通過していたことや、漏斗状の雲と移動する渦の目を目撃した確度の高い証言が複数得られたため判断した。

 同気象台によると、竜巻は25日午後4時30分ごろ、同市の油井から郭内地区にかけて発生。風速は、乗用車が横転した状況から毎秒約50メートルとみられる。

 調査は、吉田洋一次長ら7人が被害報告などのあった同市油井と郭内の2カ所で実施。住民への聞き取りや被害状況の確認などを行った。

 調査に協力した同市油井の女性(30)方では、アパートの前に駐車していた車の窓ガラスが割れ、ガラス片が渦を巻いたように車内全体に散乱したという。

 安達高でも被害

 二本松市で25日に発生した突風によるとみられる被害で、安達高でも体育館のトタン屋根が吹き飛ばされ、校舎の窓ガラスが割れる被害にあったことが26日、同校への取材で分かった。

 同校によると、屋根が吹き飛ばされたのは第2体育館で、約2メートル四方のトタンが屋根から剥がされ、トタンが当たった体育館に近い廊下の窓ガラス4枚が割れた。25日はテスト期間中で、生徒は既に下校していて、けが人はいなかった。