双葉郡3町、旅館ホテル業組合発足へ 団体客増加に対応

 
組合の設立に向けて準備を進める吉田社長

 広野、楢葉、富岡の3町の旅館・ホテル事業者でつくる広野地区旅館ホテル業組合が6月、発足する。増加する団体客を効率良く加盟事業者に紹介できるようになり、関係者は「団体客の受け入れ態勢を構築し、町の活性化につなげていきたい」と期待を込めた。

 広野町と富岡町でホテルを経営するイワサワの吉田稔社長(66)が設立準備を進め、現在、10社以上の加盟が決まっているという。

 震災前は広野、楢葉、富岡、川内、大熊の5町村の約20社でつくる富岡地区旅館ホテル業組合があり、双葉郡を訪れる観光客の受け入れ窓口となっていた。

 しかし、東京電力福島第1原発事故で双葉郡の旅館・ホテルは原発作業員の宿舎として貸し出され、観光客の受け入れができなくなり、組合もなくなったという。

 復興が進む双葉郡では、Jヴィレッジでの大規模なライブやスポーツイベントのほか、被災地の復興状況を見学する教育旅行などで全国から団体客が増加しているという。

 吉田社長は「観光客が双葉郡に足を運ぶ環境が整いつつある。団体客の受け入れによって郡全体のにぎわいを支えていきたい」と話した。

 組合加盟費は3万円。問い合わせは広野町のホテルオーシャンイワサワ(電話0240・23・5460)へ。