福島県、5月感染者1万1458人 新型コロナ、新たに171人確認

県は1日、県内で新たに171人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。5月31日に判明した。5月の感染者数は1万1458人となり4カ月連続で1万人を超えたものの、4月に比べると4000人以上減少した。感染者数も18日連続で前週の同じ曜日を下回っており、県は「感染対策を徹底した行動とワクチン接種の進展が要因ではないか」としている。
5月の感染者の内訳は、郡山市の2327人が最多で、いわき市1921人、福島市1897人、会津若松市1146人と続いた。年代別では、10代未満が2291人と最多で、次いで10代が2120人と10代以下が全体の約4割を占めた。クラスター(感染者集団)は91件確認され、このうち児童施設33件、学校25件と半数以上が子ども関連施設だった。県は子どもの感染拡大防止重点対策を12日まで延長し、家庭や学校、児童施設での感染防止対策を呼び掛けている。
5月31日に感染が確認された171人の内訳は、郡山市35人、福島市30人、いわき市21人、会津若松市、須賀川市各12人、喜多方市8人、桑折町7人、伊達市5人など。累計は延べ6万3627人となった。114人の感染経路が分かっていない。保健所の医師の判断で感染とみなす「みなし陽性」の患者は確認されなかった。
入院者数は161人で病床使用率は21.7%。165人が宿泊療養、1651人が自宅療養している。療養先調整中の37人を含めた療養者は計2014人。同日までに365人の療養を解除した。
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