福島のニューオートがプラチナ認証 高レベル板金塗装で福島県初

 
認証書を手にする小椋勤社長(右)と小椋智行常務

 自動車の整備や修理を手がけるニューオート(福島市)は高いレベルでスチールやアルミ材料の板金塗装ができる工場として、ドイツの第三者機関「テュフ ラインランド」の日本法人から最高水準のプラチナ認証を受けた。全国52工場がプラチナ認証を取得しており、県内では初めて。

 技術の進化で車体の構造やシステムが複雑化し、板金塗装でも繊細な作業が求められる。認証は安全運転の支援装置を搭載した車の修理を含む約1000項目の厳しい監査をクリアする必要があり、修理工場にお墨付きを与える制度として日本でも注目が高まっている。

 ニューオートはカメラやセンサーなど安全運転の支援装置が交通事故でずれた際、正常な状態に戻す調整作業の技術や設備を持つ。さらに工場内をくまなく点検し、労災防止のための安全管理や環境、従業員の健康に配慮した水性塗料の使用、塗料を配合する調色室の新設、整理整頓の徹底などにも取り組んでいる。

 約3年かけて準備し、3月に認証を取得した。2年ごとの更新も必要となる。

 プラチナ認証より基準が緩和されたゴールド認証は全国135工場が取得している。海外メーカーを中心に認証工場に修理を依頼する動きがあり、小椋勤社長(74)は「法令順守やリスク管理が求められる時代でもあり、今後は認証取得が当たり前になるかもしれない」と指摘する。認証の手続きを担当した小椋智行常務(47)は「小まめに作業の記録を残し、修理の『見える化』を図ることができた。従業員の意識向上にもつながる」と効果を語る。

 テュフ ラインランドは医療機器の品質を認証する欧州最大規模の第三者機関としても知られている。