山形・山和、相馬・小野中村、若松・南会西部が7月経営統合
建設業を展開する山和建設(山形県小国町)と小野中村(相馬市)、南会西部建設コーポレーション(会津若松市)が7月1日、持ち株会社の合併によって経営統合する。統合後のグループ売上高は東北の地方建設業者では最大規模の約200億円となる。
山和と小野中村の持ち株会社「山和建設・小野中村ホールディングス(HD)」と、南会西部建設の持ち株会社「南会西部建設コーポレーションホールディングス」が統合し、持ち株会社「UNICON(ユニコン)ホールディングス」を設立する。ユニコンHDの代表には山和建設の小山剛社長が就く。
拠点が異なる3社が連携することで大型工事の受注を進め、売り上げ増を図る。「地域連合型ゼネコン」を提唱し、地域の有力ゼネコンを資本的に結び付け、地域の枠を超えた事業連携で高収益と高成長の両立を狙うとしている。建設業界では技術者不足が課題となっており、3社間で技術者を融通し合うなどし、人材不足の解消や人材育成につなげていく考えだ。
山和はダムなどの砂防工事や高速道路建設、小野中村は河川や海岸工事、南会西部建設はダムの底の土砂をクレーンで除去するしゅんせつ工事を強みとしている。それぞれの専門性を生かした協業事業も進める方針。
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