「犬猫マイクロチップ」義務化始まる 県内装着率は全国下回る

 
マイクロチップを装着した愛犬を連れて散歩する男性=あづま総合運動公園

 ペットの犬や猫にマイクロチップを装着することを販売業者などに義務付けた改正動物愛護法が1日、施行された。県獣医師会は「ペットが迷子になったとき、すぐに飼い主の元へ返す手助けになる」とし、装着の意義を広く呼びかけていく考えだ。装着について県民からは「ペットが逃げたときにマイクロチップがあれば安心だ」「抵抗感がある」などさまざまな意見が聞かれた。

 マイクロチップは長さ8~12ミリ程度の円筒形の小さな電子器具。ペットの個体識別番号が記録されており、獣医師が専用の注入器を使って首の皮下に埋め込む。

 既にペットを飼っている人などについては装着を努力義務としている。

 県獣医師会によると、県内のチップ装着率は23%で、全国平均の31%を下回っている。制度の認知度不足などが理由とみられ、浦山良雄会長(67)は「チップ装着が飼い主にとってメリットを感じられるものになるよう、国に働きかけていきたい」と語った。

 犬3匹を連れて福島市のあづま総合運動公園内を散歩していた同市の主婦佐藤博子さん(70)は「ペットが迷子になったらかわいそう。チップは装着した方がいい」と話した。犬を連れていた山形市の50代男性は「愛犬の首に異物を埋め込むことに抵抗感がある」と心情を吐露。「なぜ犬と猫だけなのか。ヘビなど他のペットにもチップを装着する必要がある」と意見を述べた。