中テレ制作番組「1Fリアル」大賞 ギャラクシー賞テレビ部門

 
贈賞式に出席した木村プロデューサー(左)と岳野ディレクター

 放送批評懇談会は1日、優れた放送に贈る第59回ギャラクシー賞を発表した。テレビ部門の大賞に福島中央テレビ(中テレ)が制作したドキュメンタリー番組「1Fリアル あの日、原発の傍らにいた人たち」が選ばれた。

 今回のテレビ部門には414本の作品がエントリーされた。14本が入賞し、その中から大賞1作品、優秀賞3作品、選奨10作品を選んだ。贈賞式が同日、東京都で行われ、古川柳子審査委員長が「沈黙する時間と向き合って、初めて聞くことができる、知ることができる事実があると教えてくれた作品」と評価した。

 大賞受賞を受け、中テレの木村良司プロデューサーは「これから先も当時のことを語り継ぎ、何があったのか、何を伝えなければいけないのか、日々取材を通して積み重ねていくことが大事だと改めて感じた」、岳野高弘ディレクターは「福島の人が何を考えているか、という視点を持って今後も取材をしていきたい」とコメントした。

 同番組は、昨年9月11日に放送された。東日本大震災の発生から10年にわたる取材活動で出会った自衛官や消防隊員、福島第1原発作業員ら当時を知る人たちの貴重な証言や映像を基に、決死の覚悟で原発の暴走を食い止めた人々の思いに迫った。

 中テレは、第58回ギャラクシー賞でも開局50周年記念オリジナルドラマ「浜の朝日の嘘(うそ)つきどもと」が入賞している。