相馬市被害額108億円超 3月の地震、21年2月地震と比べ4倍

 

 相馬市は2日、本県沖を震源として3月に発生した地震による被害額が108億3000万円に上ると発表した。昨年2月の本県沖地震の被害額27億6000万円に比べ、約4倍となった。調査は続いており、被害額は今後も増える可能性がある。

 商工業と公共施設などの現時点の被害額をまとめた。商工業では324事業所が被災、被害総額は81億6000万円となり、昨年の被害額16億2000万円の5倍を超えた。業種別では、宿泊業が47億2000万円と商工業被害額の5割余りを占めた。公共施設の被害総額は26億7000万円で、昨年の11億4000万円を大幅に上回った。

 市は6日に開会する6月市議会に15億3600万円の災害復旧費を含む計17億7200万円の本年度一般会計補正予算案を提出する。

 住家被害921棟、7倍超

 3月の本県沖地震により相馬市内で半壊以上の判定を受けた住家は921棟に上り、昨年の地震による120棟に比べ、7倍以上になった。

 5月31日時点で全壊31棟、大規模半壊42棟、中規模半壊208棟、半壊640棟となっている。

 都市公園施設の査定結果公表

 県は2日、3月の地震で、国が県内の都市公園施設を対象に実施した被害の第1次査定結果を公表した。

 白河市3カ所と、相馬市、南相馬市、猪苗代町、新地町各1カ所の計5市町7カ所の被害を確認し、決定額は約5400万円だった。各自治体は査定結果を踏まえ、復旧工事を行う。

 都市公園の第2次査定は、8月上旬にも相馬市と新地町の2カ所で実施される。