湯本駅前に複合施設整備 にぎわい創出へ、再整備基本計画で素案

 
複合施設の建設予定地としたJR湯本駅前

 いわき市の「常磐地区まちづくり検討会」は、常磐地区市街地の再整備基本計画の素案をまとめた。JR湯本駅前に市役所支所や図書館などが入る複合施設を建設し、地区中心部のにぎわい創出を目指す。同市の常磐公民館で5月27日に開いた会議で示した。

 素案では、複合施設に市支所や図書館のほか、温浴施設や会議室、観光案内所、託児所なども設置する。老朽化で取り壊され、跡地利用が課題となっていた市営住宅天王崎団地跡地とその周辺に整備する計画だ。

 団地跡地に隣接する場所には、コンビニエンスストアや飲食店などが立ち並んでおり、一体的に再整備する計画となっている。団地跡地は着工までの期間、広場として活用する考えという。マルシェなどのイベントの開催も見込んでいる。

 また温泉街としての魅力ある景観整備に向け「さはこの湯」周辺の道路を無電柱化し、一方通行にする方針だ。このほか支所機能を移転した後の市常磐支所跡地に、カフェなどが入る商業観光拠点を建設する計画も盛り込んだ。

 検討会は市や県、地元団体などで組織している。市は今月下旬以降に住民説明会とパブリックコメント(意見公募)を行い、素案について意見を募る。8月ごろまでに計画の策定と公表を目指している。