宿泊施設に災害弱者受け入れ、北塩原村と大塩温泉旅館組合が協定

 
協定書を交わした蟹巻組合長(左)と遠藤村長

 北塩原村と大塩裏磐梯温泉旅館組合は5月31日、高齢者や妊婦、障害者、乳児ら避難所生活に配慮が必要な住民をホテルや旅館で災害時に受け入れるための協定を結んだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大を考慮した避難所の運営が求められる中、民間の宿泊施設を避難所として活用する。協定書によると、災害時に村から要請を受けた組合が避難所として村民を受け入れ、入浴や食事を提供する。集落で避難の必要性が出た際はマイクロバスやワゴン車で避難者を地域外に配送する。村によると、最大2施設で客室計45室、計約260人を受け入れることができるという。

 協定の締結式は同日、同村のホテル観山で行われ、遠藤和夫村長と蟹巻尚武組合長が協定書を交わした。遠藤村長が「協定で村の防災力が向上した。村民の安心につながる」と話し、蟹巻組合長が「災害はいつ起こるか分からない。村と村民の安全・安心に取り組んでいく」と述べた。

 村は昨年3月、裏磐梯旅館組合と同様の協定を結んでいる。