「鏡石浄水場」完成 10月1日から給水開始、現施設から移行

 
鏡石浄水場のろ過装置。従来の旭町浄水場と比べ、約1.5倍の給水能力を持つ設備が完成した

 鏡石町が同町緑町で建設工事を進めていた「鏡石浄水場」が完成した。同浄水場で2日、落成式が行われ、関係者が施設の完成を祝った。同町旭町にある「旭町浄水場」からの移行作業と試験運転を行った後、10月1日から給水を始める予定。

 老朽化した旭町浄水場に代わる施設として整備を進めてきた。工事期間は2019年6月3日~22年9月30日で、工事費は3月末現在で約31億5000万円。町によると、給水量は1日当たり最大3509立方メートルで、旭町浄水場の約1.5倍の給水能力を持つという。

 災害時に町民らに応急給水を行う場所として、約100台分の駐車場を有する作業スペースを整備した。水の供給の歴史について触れてもらおうと、手押しポンプと井戸による水のくみ上げが体験できるスペース「鏡水苑」も設けた。

 式には町職員や地域住民、工事関係者ら約50人が出席し、施設概要の説明や地権者への感謝状贈呈などを行った。遠藤栄作町長は「耐震性に優れ、災害時の応急給水もできる施設が完成した。安全で安心な水の安定供給に努めたい」と話した。