伊佐須美神社で久々の「砂山祭」 美里、本殿の火災以来

 
会津山塩を奉納する五十嵐会長(右)

 会津美里町の伊佐須美神社は3日、同神社で最古の秘祭として伝わる砂山祭を行った。神職や参列者らが日常生活の平穏を祈った。本殿などが全焼した2008(平成20)年の火災以降休止していたが、新型コロナウイルス感染症の収束を願って再開した。

 同祭は古代の山塩作りに由来し別名「塩土祭(しおつちさい)」とも称され、人々が塩に困ることのないようにとの祈りも込められている。

 祭典は庭上祭と本殿祭に分けて行われた。見ることができない秘祭の庭上祭は、同神社の北東に設けられた祭場で行われた。神社によると、てんぐの仮面をかぶった神職が儀式を行ったという。本殿祭では、北塩原村の会津山塩企業組合の組合員5人が参列し、同組合の五十嵐秀二会長が会津山塩を奉納した。

 同神社の沼沢文彦宮司(59)は「塩はお清めということもあって、新しい力をいただくことにもつながる。塩でお清めすることで、世の中が正常になる」と話した。