福島県医師会長に佐藤氏再選 無投票、副会長は3人から4人に

 
「新型コロナウイルス対策と県民の健康改善に取り組む」と語る佐藤会長

 県医師会は5日、郡山市で代議員会を開き、任期満了に伴う役員改選で現会長の佐藤武寿氏(76)=2期、福島市、さとう内科医院=の無投票での再任を決めた。任期は2年。

 5月10日に公示された会長選に、佐藤氏のみが立候補していた。代議員会では、副会長を3人から4人に増員する定款の変更などを承認した。副会長は県内4方部をそれぞれ担当する。

 佐藤氏は伊達市保原町出身。福島医大医学部卒。1978(昭和53)年に開業し、県医師会副会長を経て2018年から現職。

 役員と受賞者次の通り。役員のかっこ内は医師会名。

 ◇役員 ▽会長=佐藤武寿(福島市)=再任▽副会長=矢吹孝志(会津若松)木村守和(いわき市)=以上再任、土屋繁之(郡山)今野修(福島市)=以上新任▽常任理事=石塚尋朗(田村)新妻和雄、渡部康(福島市)原寿夫(郡山)清原尚、仙波哲雄(会津若松)坪井永保(郡山)斉藤道也(いわき市)=以上再任、市川陽子(福島市)小島祥敬(福島医大)=以上新任▽理事=土川研也(安達)田畑裕(石川郡)星竹敏(東白川郡)高橋清二(須賀川)中野庄内(いわき市)=以上再任、高橋亮一(喜多方)今村真哉(双葉郡)遠藤教子(郡山)=以上新任▽監事=樋口利行(相馬郡)山本純(郡山)森泉茂樹(喜多方)=以上新任▽代議員会議長=中野新一(伊達)=再任▽代議員会副議長=井上仁(福島市)=再任▽裁定委員=紺野宣郎(福島市)吉田浩(伊達)星廸子(両沼郡)尾股定雄(白河)松井元右(郡山)長谷川壮八(会津若松)須田滉(いわき市)阿部裕光(須賀川)=以上再任、熊倉徹雄(相馬郡)佐藤昌保(郡山)村山知生(双葉郡)=以上新任▽日本医師会代議員=矢吹孝志(会津若松)土屋繁之(郡山)木村守和(いわき)=以上再任、佐藤武寿、今野修(福島市)石塚尋朗(田村)=以上新任▽日医予備代議員=星竹敏(東白川郡)中野新一(伊達)田畑裕(石川郡)=以上再任、岡野誠(福島市)仙波哲雄(会津若松)新道譲二(相馬郡)=以上新任◇永年勤続表彰 ▽郡市地区医師会長=土川研也(安達医師会長)

 健康指標改善働きかけ

 県医師会長の佐藤武寿氏は福島民友新聞社などのインタビューで「国や県と協力して新型コロナウイルス感染症対策に取り組むとともに、県民の健康指標の改善にも施策を講じていく」と3期目の抱負を語った。

 ―抱負を。
 「新型コロナの感染状況が今後どうなるか分からない。かかりつけ医など身近な医療機関で診療・検査・治療できる体制づくりが重要であり、未実施の医療機関に協力を求めていく。県民の健康指標が悪化しており、健康診断の重要性も県民に働きかけていく。副会長を従来の3人から4人体制とし、地区担当制を設けた。郡市地区医師会との連携を一層強化して地域医療の充実強化に努めていく」

 ―新型コロナに関する国や県の対策について。
 「県には医療機関が安定して入院医療、外来医療を提供できる支援策を構築してもらっており、特に県独自の施策については評価している。今後は、感染症に関する医師を育成していくことも大切になる」

 ―県内の医師不足も課題となっている。
 「医師を増やすには福島医大の卒業生に県内に残ってもらう環境をつくることが重要だ。時間はかかるが、働き方改革も含め、病院の診療科の充実など県、医師会、大学が一緒になって取り組まなければならない」