飲食店にもデジタル停留所 日産、浪江でスマホ配車実証実験

 
実証実験で使うワゴン車=6日、浪江町・浜通り地域デザインセンターなみえ

 日産自動車は6日、浪江町で、スマートフォンなどを活用して旅客車両を効率的に無料配車する実証実験「なみえスマートモビリティ」を始めた。3年目の今回は事業化を見据え、通年で取り組む。新たに、飲食店など向けにタブレット端末を使ったミニデジタル停留所を夏から設ける。

 町は東京電力福島第1原発事故の影響で住民の高齢化が進み、公共交通の利便性に課題がある。このため日産は2020年度、町などと協働して配車サービスの実証実験を期間限定で始めた。被災地や過疎地などで活用できる新しい公共交通の確立を目指している。

 実証実験では、避難指示が解除された町内をワゴン車4台が走り、約200カ所で乗降できる。利用者はスマホ向けアプリで配車を依頼するか、JR浪江駅など町内の主要7カ所にあるデジタル停留所から呼ぶことができる。

 配車は日曜日を除いて受け付ける。新型コロナウイルス禍からの地域経済の活性化を後押しするため、木~土曜日は午後9時30分まで時間を延長する。

 利用登録などの相談は、JR浪江駅前にある日産の「浜通り地域デザインセンターなみえ」で応じる。センターの開館時間は午前10時~午後5時。日曜休館。