腹腔鏡手術患者の入院期間短縮 会津医療センター、全国11位に

 
「合併症の少ない治療をすることで入院期間を短くできる」と話す遠藤教授

 福島医大会津医療センター付属病院(会津若松市)は、大腸がんなどの結腸悪性腫瘍を切除する腹腔(ふくくう)鏡手術を受けた患者の平均在院日数(入院期間)が、全国で11番目に短い11・98日になったと発表した。東北では唯一のトップ20入り。治療を担当する大腸肛門外科の遠藤俊吾教授(62)は「高齢者の多い地域でも、合併症の少ない治療をすることで入院期間を短くできる」と話している。

 同病院は、厚生労働省が全国の病院から集めたデータを基に、2020年度にこの手術の治療実績が10例以上あった1403病院の平均在院日数を比較した。このうち県内は21病院で2番目に短い病院は15・49日。3週間以上かかっている病院も11病院あった。

 同病院によると、手術跡が細菌感染して傷が赤くなったり、うみが出たりするなどの合併症があると、入院期間が延びる。このため同病院は、手術前後の感染症対策に力を入れた。また入院前に患者本人や家族の意向を聞き、退院日や、退院後の介護サービス利用を含めた治療計画を立てたことも功を奏したという。