双葉の避難解除、町への一任認めず 議会側

 

 双葉町の特定復興再生拠点区域(復興拠点)の避難指示解除を巡り、伊沢史朗町長は7日、いわき市で開かれた町議会全員協議会で、解除に必要な3要件を満たしたとして「復興拠点の避難指示を解除する」と述べた。その上で解除時期を含めた国、県との協議について町執行部へ一任を求めたが、議会側は同意しなかった。議会は今後、避難指示解除の協議に対する意見をまとめ町に報告する方針。

 町は、今月4日までに県内外で開いた住民説明会の内容を報告。十分な協議ができたとして、空間線量の低減やインフラ整備の状況を示しながら避難指示解除の3要件を満たしたとの認識を説明し、町執行部への一任を提案した。これに対して議員から「議会として(避難指示解除に対する)意見をまとめていない」との声が上がった。多数決による意思表明の結果、賛成少数だった。

 取材に応じた伊沢町長は「避難指示解除はデリケートな問題。丁寧にやってきたつもりだが、議会の理解を得られなかったのは残念だ」と述べた。伊藤哲雄議長は「議会の中で協議する時間がほしい。考え方をまとめて報告する」と述べた。