只見で新種の昆虫か 初の生態系調査、オサムシ科2種の生息確認

 

 只見町は7日、浅草岳の麓にある沼ノ平周辺で生態系の学術調査を初めて行った結果、新種の可能性があるオサムシ科の昆虫2種の生息を確認したと発表した。町内で初めて確認した植物59種もあった。

 調査に参加した新潟大の崎尾均名誉教授(67)=森林生態学=と渡部勇夫町長が同日、会津若松市で記者会見した。崎尾氏は「沼ノ平周辺は地滑りにより多様な地形や自然環境が形成されたことで、さまざまな動植物が生息するようになった」との見解を示した。

 調査は2017~20年度に行われ、被子植物や裸子植物、シダ植物などの維管束植物421種を確認し、このうち59種は町内で初めて見つかったという。ほかに確認したのは、コケ植物107種、昆虫類494種など。オサムシ科の昆虫2種については、専門家に分析を求めているという。

 町によると、沼ノ平周辺は地滑りや落石の危険があるため、本格的な調査が行われていなかった。沼ノ平を含む地域が14年に「只見ユネスコエコパーク」に登録されたことを受け、崎尾氏を団長に新潟大、森林総合研究所、町ブナセンターの専門家らでつくる調査団に調査を依頼した。

 7月2日に報告会

 町は7月2日午前10時~午後3時30分、只見振興センターで調査の報告会を開く。

 事前申し込みは不要。問い合わせは町地域創生課(電話0241・82・5220)へ。