高齢者や児童施設にコロナ検査キット無償配布へ 福島県

 

 県は、県内の高齢者施設や児童福祉施設に新型コロナウイルスの抗原検査キットを無償で配布する方針を固めた。職員や入所者の自主的な検査体制づくりを後押しし、施設内でのクラスター(感染者集団)の発生など感染拡大を防ぐ。

 内堀雅雄知事が7日の定例記者会見で関連事業費9億5319万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を発表した。

 職員1人当たり5回分、入所者1人当たり1回分の計65万回分の検査キットを導入支援として無償で配布する。使用後も各施設で自主的な検査体制を継続してもらうよう働きかける。対象は高齢者施設8455施設、児童福祉施設1620施設を想定し、国の臨時交付金を財源に充てる。

 県内の感染者数は減少傾向にあるが、子ども関連の施設などでは依然としてクラスターの発生がみられる。このため子どもや重症化リスクが高い高齢者の感染を重点的に防ぐ体制を整える。

 新型コロナ対策ではこのほか、感染拡大の「第6波」を踏まえた検査体制の維持や診療体制の強化、自宅療養者の健康観察を行う「県自宅療養者等フォローアップセンター」の運営などに要する経費を計上した。