大熊町保健センター改修へ 復興拠点内、23年春再オープン目標

改修工事される大熊町保健センター=大熊町下野上
大熊町は、特定復興再生拠点区域(復興拠点)にある町保健センターの改修工事に着手する。東京電力福島第1原発事故に伴い閉鎖中で、復興拠点の避難指示解除による住民帰還や移住に備え、町内の保健衛生環境の向上につなげる。
本年度に工事を完了し、来春の再オープンを目指す。8日開会の町議会に、改修工事費など4億6300万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出した。
町によると、センターは東日本大震災で被害を受けたほか、原発事故による避難の影響で経年劣化が進んでいる。震災後、町内には保健施設がなく、施設復旧で住民の健康診断のほか、健康や子育てに関する相談などを受け付ける体制を再整備する。
町は「帰還、移住した住民の保健衛生充実につなげたい」としている。
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