福島いじめ問題、再調査要請 市長「自分に聞き取りを」

 

 福島市の市立小学校で起きたいじめ問題で、木幡浩市長は10日、市教委に対し、第三者委員会による再調査を要請した。先の調査では木幡市長と古関明善教育長への聞き取りが行われなかった。市教委や市長部局のいじめ問題を巡る対応を検証する上で、市長自身と古関教育長への聞き取りを踏まえた事実関係の再確認が必要だと指摘した。

 市によると、第三者委が出した調査報告書には「市長、教育長に調査協力者として依頼を打診したが、了解を得られなかった」との記述があったという。このため木幡市長は今回の要請で、誤解を与える表現だとして補正を求めた。

 木幡市長は「被害児童の将来を十分に考慮し、保護者と丁寧なコミュニケーションと連携を図りながら、被害児童への速やかな支援を行うよう求める」との付帯意見も市教委に伝えた。

 第三者委は報告書で、学校側の対応に「問題があった」と認め、市教委が当初いじめ防止対策推進法上の「重大事態」に当たらないと判断していた点を「誤りだった」と指摘した。木幡市長は2月に市教委から報告書の提出を受け、内部に検討委員会を設けて対応を検討してきた。報告書には一部誤解を与える表現や、追加調査が必要な部分があると結論付け、市教委に再調査と補正を要請した。