8月に大熊、いわきで廃炉フォーラム 第1原発立地町で初

 

 原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)は8月28、29の両日、大熊町といわき市で福島第1廃炉国際フォーラムを開く。原発立地町での開催は初めてで、7月4日からウェブサイトで参加者を募る。

 初日の8月28日は大熊町の「linkる(リンクる)大熊」、同29日はいわき市のアリオスで開催。大熊町では、同町をはじめ、県内の原発立地町の住民らを招き「1F(東京電力福島第1原発)廃炉と地域の未来を考える」と「廃炉関係者が地域の方々の声に耳を澄ませる」をテーマに原発廃炉の取り組みについて意見を交わす。いわき市では第1原発2号機で溶融核燃料(デブリ)の試験的取り出しが年内に始まるのを念頭に、「サンプリングと分析への取り組み」と題し、国内外の有識者がデブリの分析や放射性廃棄物の在り方について議論する。

 開催に先立ち、県内7カ所で廃炉に関する意見聴取を行うほか、7月23~25日に理系を志す女子高生と国内外の女性研究者との意見交換会も催す。

 フォーラムは2016(平成28)年に始まり、今回で6回目。2020年は新型コロナウイルス感染拡大を受け中止となった。NDFの山名元(はじむ)理事長は10日、福島民友新聞社の取材に「開催会場が立地町になる。住民の声を真剣に聞くというのが今回の趣旨。何とか対面で行いたい」と意義を強調した。