新会長に小桧山氏 県森林・林業・緑化協会、森林整備推進など計画

 
森林再生や後継者育成への思いを語る小桧山氏

 県森林・林業・緑化協会は10日、福島市で総会と臨時役員会を開き、任期満了に伴い退任する斎藤卓夫会長の後任に、元県議会副議長の小桧山善継氏を選任した。任期は2年。

 小桧山氏は猪苗代町出身。東京農大農学部卒。県議を1991(平成3)年から7期務めた。在任中に森林・林業活性化推進県議会議員連盟会長を14年務め、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で被害を受けた森林の再生や、全国植樹祭の本県開催などに尽力した。

 役員改選では、副会長に県町村会長の遠藤智広野町長、県森林土木建設業協会長の石川俊幸氏(石川林業建設社長)を選任した。前会長の斎藤氏は顧問に就いた。

 このほか、森林整備の推進や林業担い手の育成、キノコの生産振興などを盛り込んだ本年度事業計画を決めた。席上、優良団体や緑化功労者らを紹介した。

 ◇優良森林土木工事 ▽治山事業の部=TAKAGI工業、水谷工業、田村組、国土防災技術福島支店、会津法面、後藤建設工業、酒井工業、クレハ建設▽林道事業の部=福島県南土建工業、高橋建設、東日本緑化工業、大川原建設

 ◇優秀工事監督者=清野重二(TAKAGI工業)矢内伸一(水谷工業)深谷剛(田村組)池田利宣(福島県南土建工業)森山一久(国土防災技術)菊地覚治(高橋建設)貝沼剛(会津法面)木村壮太(後藤建設工業)伊藤裕亮(東日本緑化工業)菅野長徳(酒井工業)鉄拓海(クレハ建設)田巻昌浩(大川原建設)

 ◇緑化功労者=菅野和雄(国見町)

 ◇ふくしま森づくり大賞 ▽森づくり活動部門=桐目木共同山組合(国見町)

 若い世代や後継者を育成 小桧山善継氏

 県森林・林業・緑化協会長に就いた小桧山善継氏(75)は10日、福島民友新聞社の取材に、本県の森林再生や後継者育成への思いを語った。

 ―抱負を。
 「重責に身が引き締まる。前会長の思いを引き継ぎ、震災と原発事故の被害を受けた森林やなりわいの再生、若い世代の後継者育成に力を尽くしていきたい」

 ―本県の森林や林業を取り巻く環境をどうみるか。
 「森林除染やシイタケ原木などなりわいの再生、木材の有効利用、後継者育成など多くの課題がある。課題解決には若い世代をはじめとする多くの人たちに森林への関心を持ってもらうことが大切だ」

 ―若い世代の関心を高めるためどう取り組んでいく。
 「緑の少年団などさまざまな活動を通して、子どもや若者が森林の大切さに触れる機会を多くつくっていきたい。地球温暖化防止や防災・減災など森林が持つ多面的な機能をより多くの人に知ってもらうことも大切だと考えている」

 林業再生に努力 退任の斎藤氏

 県森林・林業・緑化協会長を退任した斎藤卓夫氏は10日、福島民友新聞社の取材に「震災と原発事故で壊滅的な打撃を受けた本県森林・林業がいかに立ち上がるかと、努力してきた」と4期8年の任期を振り返った。

 自身が実行委員会副会長を務めた第69回全国植樹祭については「森林再生に向かう福島県の姿を全国に発信できた」と語った。

 飯沼隆宏専務理事と十文字春喜常務理事が同席した。