浜通りの復興、自ら取材 高校生交流事業の事前研修

 
メモを取りながら震災当時の状況を学ぶ高校生

 広野町のNPO法人ハッピーロードネット主催の高校生交流事業「未来につなぐまちづくり塾」の事前研修が11日、双葉郡で始まった。事業に参加する浜通りの高校生10人が本県の復興状況などに理解を深めた。

 事業では、8月に浜通りの高校生と、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場を巡り、文献調査が進む北海道寿都町(すっつちょう)の寿都高の生徒が交流する。原発問題に向き合う地域の高校生がそれぞれの現地を視察し、地域づくりの課題を探っていく。

 震災当時の状況や復興が進む浜通りの現状を学んでもらおうと事前研修が行われた。双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館と浪江町の請戸小を訪れた参加者は、メモを取ったり、気になる展示物を写真に収めたりしていた。

 浪江町出身で白河高2年の栃本龍生さん(16)は県外で避難生活を経験する中で風化が進む現状に懸念を感じ、震災の経験と教訓を伝えていけるよう参加したという。「改めて勉強になった。いろいろな知識を身に付け、これからの活動につなげていきたい」と話した。

 事前研修は12日も浜通りの魅力を考察するワークショップなどが行われた。