世代超えSDGs推進 福島県が基盤組織、登録113団体で始動

 
SDGsの実現へ連携を誓う(左から)岡本、須藤、大和田、内堀、国分、箭内、村尾の各氏

 県は13日、県民一丸でSDGs(持続可能な開発目標)に取り組むための連携基盤「ふくしまSDGs推進プラットフォーム」を始動させた。福島市でキックオフイベントを開き、内堀雅雄知事や高校生らが世代を超えて取り組みをつないでいく大切さを確認した。

 プラットフォームは、SDGsを入り口に県内の団体が連携する機会をつくろうと新設され、企業や団体、NPOなど113団体(10日現在)が登録している。イベントには、オンラインを含め約230人が参加。内堀知事と関西学院大教授の村尾信尚氏、市町村職員中央研修所学長の岡本全勝氏、あさか開成高の須藤聖菜さん、大和田麗さん、箭内佑都さん(3年)、国分葵心さん(2年)がトークセッションを行った。

 村尾氏はSDGsの取り組みについて「見て見ぬふりをせず、一人一人が率先して行動することが大切」と指摘。「全国でも福島は抜きんでている」として本県の活動を全国で知ってもらうよう取り組む考えを示した。岡本氏は「国連や政府、県、市町村が命令して行動するのでは『人ごと』という意識になる。自分が身近にできることから取り組む、ということをどう広げていくかが課題」とした上で、一人一人が「自分ごと」と考え一歩を踏み出す重要性を訴えた。

 あさか開成高の生徒らは猪苗代湖の水環境保全や子ども食堂での学び、フードロスをなくす取り組みなどの活動を紹介し、企業や団体など「大人たち」への協力を呼びかけた。内堀知事はSDGsの理念と一体化させた新総合計画について説明した上で「SDGsを実現するキーワードは『パートナーシップ』。プラットフォームを土台にいろいろな取り組みを力を合わせて進めていくことが、福島復興や笑顔の未来につながっていく」と話した。

 野田聖子地方創生担当相がビデオメッセージを寄せたほかSDGパートナーズCEOの田瀬和夫氏を講師に「福島にとってのSDGsとは何か」をテーマにしたセミナーも開かれた。