阿武隈急行、6月27日全線運転再開 福島-保原間、3カ月ぶり

 

 阿武隈急行(伊達市)は14日、最大震度6強を観測した3月の地震の影響で不通となっている福島―保原間について、27日に運転を再開すると発表した。同区間の不通解消で、約3カ月ぶりに全線で地域住民の足が復活する。

 7月3日までは日中の時間帯(午前9時30分~午後2時30分)を除き、上下線18本ずつの臨時ダイヤで速度を落として運行。同4日から、上下線各27本ずつの通常ダイヤに戻る。再開後も向瀬上駅や福島学院前駅周辺では斜面の復旧工事などを行うという。運転再開に伴い、平日の朝夕に福島―梁川駅で運行している臨時代替バスは24日で運行を終了する。

 同社によると、同区間は線路や橋、駅のホームなどの被害が特に大きく、復旧作業に時間を要した。同社の菅原久吉社長は「やっと再開できるようになった。利用者には長い間不便をおかけした。多くの利用を社員一同、期待している」と述べた。

 利用者からも期待の声が上がった。伊達市から福島市の高校に通う矢目愛美さん(15)は「部活動があるとバスに間に合わず、迎えに来てもらっていた。運転再開はネットのニュースを見て知った。入学してから初めて電車通学ができる」と安心した様子だった。