柳津駅から情報発信へ 町とJR協定、赤べこの工房や交流の場

 
柳津町が情報発信交流施設の整備を計画しているJR只見線会津柳津駅の駅舎

 柳津町はJR只見線会津柳津駅の駅舎を利活用し、来年度にも地域活性化の拠点となる情報発信交流施設を整備する。訪れた人たちに会津の民芸品で疫病退散の縁起物とされる「赤べこ」の制作を見せる工房などを設ける予定で、14日までにJR東日本仙台支社と駅舎の譲渡を前提とした駅舎利活用事業に伴う基本協定を結んだ。

 JR東によると、県内の市町村がにぎわい創出を目的に駅舎を利活用するのは初めて。計画では、工房で赤べこ制作の見学や体験のほか販売なども行う。越後三山只見国定公園や只見線沿線を案内する情報発信コーナー、只見線利用者と地域住民らの交流スペースも設ける予定だ。

 「赤べこ伝説発祥の地」として知られる柳津町だが、町内に赤べこを作るための張り子工房はなく、町は地域おこし協力隊に技術研修を受けてもらうなど工房設立に向けて準備を進めてきた。奥会津の玄関口で情報発信機能を充実させ、10月1日の只見線全線再開通後の観光誘客や交流人口の拡大にも結び付けたい考えだ。

 町とJR東は13日付で協定を締結し、相互に協力して事業の円滑な推進を図ることを確認した。町は本年度に駅舎改修工事の実施設計を行い、譲渡の手続きを経て来年度内の工事や供用開始を目指す。

会津柳津駅