村長の辞職勧告決議案可決 北塩原村6月議会、法的拘束力なし

 

 北塩原村の6月議会は15日の最終本会議で、議員発議による遠藤和夫村長の辞職勧告決議案を賛成多数で可決した。閉会後の取材に遠藤村長は「重く受け止め、村政発展に尽力したい」と語り、辞職しない考えを示した。

 決議案では、介護保険の高額介護サービス費の払い戻しを巡り、村が同姓同名の別人の口座に現金を振り込んだことなどに「村民の信頼を傷つけた。村長の政治家としての責任を果たそうとする意思が見受けられない」などと指摘した。採決では2人が退席し、議長を除く7人のうち賛成が5人、反対が2人となった。福島民友新聞社の取材に遠藤村長は「職員を含めて気を引き締め、村民の信頼を損なうことのないように努めたい」とコメントした。辞職勧告決議に法的拘束力はない。

 このほか最終本会議では、2708万円の本年度一般会計補正予算案を賛成少数で否決した。同予算案には新型コロナウイルスワクチンの4回目接種の事業費などが盛り込まれており、村は早急に議会と協議し、今後の対応を検討する方針。