「国の責任認めず」 原発集団訴訟、最高裁初の判断

 
横断幕を手に最高裁前を行進する原告ら=17日午後1時15分、最高裁

 東京電力福島第1原発事故の避難者らが国と東電に損害賠償を求めた集団訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は17日、国の責任を認めない決定をした。最高裁が原発事故を巡って国の責任の有無を示したのは初めて。

 上告審では、高裁判決で判断が分かれた福島(生業)、群馬、千葉、愛媛の4件の弁論が4~5月に開かれた。国の地震予測「長期評価」を基に、国が事故前に東電福島第1原発を襲う大津波の発生を予見し、東電に安全対策を取らせる義務があったかなどを主な争点に双方が意見を述べていた。