官製談合、元楢葉町職員に有罪 福島地裁、懲役2年・猶予4年

 

 楢葉町の発注工事を巡り、非公開の設計価格を業者に漏らして落札させたなどとして、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の罪に問われた楢葉町山田岡、元町建設課主幹の男(52)の判決公判は福島地裁で開かれ、三浦隆昭裁判官は懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。

 判決理由で三浦裁判官は、元主幹が業者側の依頼に応じて設計価格を教えていて、主導的な立場ではないとしつつも「公務員としての自覚や公正性などを維持していれば犯行は起こりようがなく、果たした役割は重要」と指摘した。

 その上で、親しく公私にわたり交際していた業者からの依頼を断り切れずに情報を漏らしたという動機や経緯に「酌むべき点はない」とした。一方、元主幹が懲戒免職処分など一定の社会的制裁を受けたことなどから、執行猶予付き判決とした。

 判決によると、元主幹は昨年7月に行ったJヴィレッジ駅前交通広場トイレ建築工事の指名競争入札で、業者に設計金額を教えるなどして入札の公正を妨害するなどした。