「只見線管理事務所」新設 福島県、8月1日にJR若松駅舎内

 

 6月定例県議会は21日開会し、県は8月1日、「只見線管理事務所」を会津若松市のJR会津若松駅舎内に新設する。10月1日に全線再開通を迎えるJR只見線の利活用促進と安定的な維持管理に必要な体制をつくる狙いがある。生活環境部の出先機関と位置付け、JR東日本と連携しながら現場の視点を生かした各種施策を展開する構えだ。

 只見線に関する県の施策はこれまで、主に所管する生活環境部の只見線再開準備室が担ってきた。奥会津を象徴するローカル線の将来的な維持、発展に向け現地事務所が必要だと判断した。県は人員などの詳細について調整を進めている。

 只見線を巡っては、2011(平成23)年の新潟・福島豪雨で一部区間が不通となった。県が線路や駅舎などを保有し、JR東が運行を担う「上下分離方式」により鉄道としての存続が決まった経緯がある。再開通後は年間約3億円の運営費が見込まれ、県と会津地方17市町村が負担する。

 内堀雅雄知事は6月定例県議会の所信表明で只見線管理事務所の開設方針を示し「只見線を『日本一の地方創生路線』とするため、地元自治体や関係団体と密接に連携し、魅力の創出に取り組む」と述べた。