怪しい電話、AIが解析 郡山の防犯団体、福島県初の機器貸し出し

 
AIを活用した詐欺対策機器(右)。電話につなげて使う

 被害が後を絶たない「なりすまし詐欺」を防ごうと、郡山地区金融機関防犯協会と同地区防犯協会連合会は22日、人工知能(AI)を活用した詐欺対策機器の貸し出しを始めた。NTT東日本が提供する機器で電話につなげて使用する。AIが通話内容を解析し、詐欺の疑いがある場合は本人や家族に電話やメールで知らせる。貸し出しは県内初という。

 郡山市の国分晴朗さん(81)方で同日、機器のテスト運用が行われた。詐欺グループの犯人役となった郡山署員が「キャッシュカードが使われている」などと国分さん方に電話を掛け、東京に住む息子のスマートフォンに「詐欺の疑いがあります」などと通知が届くのを確認した。国分さんは「メールなどで息子に知らせてくれるので安心だ」と話した。

 両協会は設置モニターを募集している。設置にかかる初期費用は両協会が補助する。募集対象は郡山署管内に住む65歳以上、月額利用料440円を負担できる人など。問い合わせは同署(電話024・922・2800)へ。