請戸の漁業復興に「希望の星」 県、ホシガレイ稚魚2万匹放流

 
請戸漁港に放流されたホシガレイの稚魚=浪江町

 県は22日、浪江町の請戸漁港に、高級魚で知られるホシガレイの稚魚約2万匹を放流した。東日本大震災後、請戸漁港でホシガレイが放流されるのは初めて。稚魚は3年ほどで約30センチの大きさに成長し、漁獲できるようになる。

 ホシガレイは、ヒラメの2倍以上の単価で取引されるという。県はホシガレイの安定的な漁獲に向け、震災後の2014(平成26)年から、相馬市やいわき市で放流を再開した。今回は、両市の中間地点に当たる浪江町で放流し、水揚げ量に占める放流魚の割合などを調査し、効果を検証する。

 請戸漁港では、職員らが8センチほどに育った稚魚を海に放した。県水産資源研究所の佐久間徹副所長(54)は「漁業復興につながることに期待し、放流魚の漁獲数を確かめたい」と語った。